『生中に生あらず、死中に生あり』

昨日訪れた越後の名刹、雲洞庵

養老元年(717年)からの歴史
持つ曹洞宗のお寺であり、かつて
戦国の名将上杉景勝、直江兼続
学びました。

















高僧達の位牌が並び置かれる場所
の奥には、上杉謙信公や徳川家康公
の位牌
もあり、思わず身を正しました。

先日亡くなられた火坂雅志さんは、
「天地人」のドラマ化にあたって、
脚本家とチーフプロデューサーに
「基本的に自由にやってください。
但し一つだけ、小説に書いた
『雪国の心』だけは表現してほしい」
と頼んだといいます。 

 















”雪国に暮らす人々にとって
 雪は重く
苦しいものです。

豪雪地帯の越後は、水気を含んだ
雪の
重さで屋根がきしみます。 

だから屋根にのぼって雪下ろしをする
のが男たちの冬仕事になる。
たいへんな重労働です。

家々の屋根から下ろされた雪は、やがて
軒よりも高く積み上がって
いく。 

雪下ろしをしてできた道のほうが屋根より
も高くなるという
雪国ならではの奇観。

そんな環境だから冬場はじっと耐えて
我慢するしかない。

そこで力を養って、春に美しい大きな花
を咲かす。 
それが「雪国の心」です。"
http://blog.livedoor.jp/cremony/archives/1020992670.html

雲洞庵十世住職であった北高全祝
は、川中島の合戦の前に上杉謙信
「生中に生あらず、死中に生あり」
との言葉を授けました。

謙信は「死なんと戦えば生き、生きんと
戦えば必ず死するものなり」
と決意を
壁書したといいます。 




















”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”