”グーグル化で人はバカになる”
「ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳に
していること」(ニコラス・G・カー著)は、現代を
よく表しています。
「ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳に
していること」(ニコラス・G・カー著)は、現代を
よく表しています。
情報処理には「可塑性」(plasticity)が重要だと
いうことに気がついたのだ。”
「可塑性」とは、固体に外力を加えて変形させ、
力を取り去ってももとに戻らない性質のこと。
脳科学においては、これを「活動依存的に変更
できる能力」とし、「脳の部分によって、生後に
可塑性が保持される時期(臨界期)が異なる」と
されています。
私たち人間が持っている学習の神経メカニズム
として、脳内に存在するシナプスを強化し、
シナプスの回路網を修正する可塑性。
人間の脳は、教養や経験によって、それ自身が
変質、成長していくことが出来る。
子供たちは家庭や学校、社会の中での様々な
学びによって進化していく。
いうことに気がついたのだ。”
「可塑性」とは、固体に外力を加えて変形させ、
力を取り去ってももとに戻らない性質のこと。
脳科学においては、これを「活動依存的に変更
できる能力」とし、「脳の部分によって、生後に
可塑性が保持される時期(臨界期)が異なる」と
されています。
私たち人間が持っている学習の神経メカニズム
として、脳内に存在するシナプスを強化し、
シナプスの回路網を修正する可塑性。
人間の脳は、教養や経験によって、それ自身が
変質、成長していくことが出来る。
子供たちは家庭や学校、社会の中での様々な
学びによって進化していく。
カーが提起した問題は、コンピュータがそうした
アナロジー空間やアナロジー時間のあてはめを、
ユーザーの意志にかかわりなくシステムの中で
代行してしまうのは、さあ、どうしたものなのかと
いうことなのである。”
ここで以前、2045年問題を書いたときのある話が
頭に浮かびました。
1958年、数学者のスタニスワフ・ウラムが
ノイマンと大変興味深い会話をしています。
「あるとき、進歩が速まる一方の技術と生活様式
の変化が話題となり、どうも人類の歴史において
何か本質的な特異点が近づきつつあって、
それを越えた先では我々が知るような人間生活
はもはや持続不可能になるのではないかという
話になった。」
認知心理学者のユリア・フランケンシュタインは、
「ルートを探すのをテクノロジーに頼れば、それだけ
認知地図を形成する能力が失われる」と報告。
ノルウェーのエドヴァルト・モーセルらは、脳には
土地勘やナビゲーション能力を担当する場所細胞
やグリッド細胞があるはずだと仮説して、それが
どうやら海馬に見つかったと発表しました。
この細胞が作動してないと、記憶力のほうも低下
していくとのこと。
イヌイットが最先端のスマホとGPSを知ったがゆえ
に、友達と会う必要がなくなり、かえって孤立して
しまったという話。
都会に生きる私たちへの警鐘です。
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