『米朝さんを懐かしむ』

昨年89歳で亡くなった人間国宝の落語家
桂米朝さんの代名詞といわれ、上方落語の演目の
一つ『地獄八景亡者戯』(じごくばっけいもうじゃの
たわむれ)。

米朝さんの全編を初めて放送で披露した54年前
の高座音源が見つかった
そうです。

”米朝さん「地獄八景」これが原点 半世紀前の音声

を発見”(朝日新聞 2016.1.25)





















この地獄八景は多彩な人物が冥土を旅し、閻魔
大王
の前で一芸大会が繰り広げられる約1時間の
爆笑ネタ。

その内容は・・・

”サバの刺身を食べて食当たりで死んだ喜六が、
冥土への旅路で伊勢屋のご隠居と再会するところ
から始まります。

三途の川渡り、賽の河原、六道の辻、閻魔の庁など
おなじみの地獄の風景が、登場人物が入れ替わり
つつの描写

最初に登場する喜六の他、居並ぶ一同に閻魔大王
の裁定が下される所までがだいたい前半。
 
閻魔大王の裁定により、一同の中から4人の男が
地獄行きとなり、後半はその4人と地獄の鬼や閻魔
の話。

4人が4人とも曲者揃いで、あれやこれやの手を使い
鬼たちを困らせます。”

 
ブログ:『復活と新展開をひとりでやってのけたひと』

落語研究会に入った息子には是非その名演を薦め
たいもの。
懐かしい米朝さんの声に聞き惚れます。

”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”