『「気候変動の影響がここまで甚大だったことはかつてなかった。
この現実が、われわれがさらなる努力を要することを物語っている」
人類による地球温暖化対策は今、岐路に立たされている。
壊滅的な被害を受ける小国や貧困国が富裕国に対し、パリ協定の
履行を強く求めている。』(引用:AFP「世界CO2排出量、18年は2.7%増」)
国連気候変動枠組み条約の第24回締約国会議(COP24)が
ポーランドで2日に開幕。
2015年採択の地球温暖化対策に対する国際的な枠組みである「パリ協定」。
世界の気温上昇幅を産業革命以前と比べて2度未満に抑えること、
そして1.5度未満を努力目標とすることで、日本を含めた各国が合意。
しかし現状は非常に厳しい。
化石燃料の燃焼などによるCO2の世界排出量は、2016年横這いであったが、
2017年と2018年は増加の傾向にある。
わずか1度とも思える気温上昇の結果、2018年世界各地で大規模な
森林火災や熱波、洪水など自然災害が起きている。経済にも大きな
影響を及ぼす。
経済成長を続け、CO2の排出量が多い中国・インド。それに石炭産業の強い
支持を受けるトランプ政権の米国では石炭消費が大きい。
安価な天然ガス、風力、太陽光発電による石炭の代替が速やかに行われること
を望む。
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