「SDGsと企業経営」の講演をさせていただきました。
「SDGs」の業務提携をしているCA((株)
コンサルティングアソシエイツ)さんとのコラボレー
ションです。
講演の中で、SDGsの国別認知度について日本は約15%
、世界20カ国の認知度平均は約52%であり、国内の
認知度が世界的にとても低いことを紹介。そして
国内企業の認知度を見ると、担当部署73%は当然、
経営層26%で、何よりも大変問題なのが中間管理職
の約3%。
当日席に座っていた方たちは、企業の人事部や経営
企画の方たち。この数字を見た表情は、皆さん納得
の様子。
終了後のやりとりで「うちの社内でも中間管理職が
SDGs大事といってもなかなか反応が悪くて」「
これから啓発をしていかなくては」等とおっしゃって
いましたが、今日の話を聞いてこれから何とか
動かなくてはうまくないと思っていただけたら
何よりです。
日本の社会を覆ってきた閉塞感の弊害。抗う
ことができない人々が多く、いつの間にか馴れて
いってしまった結果、ぬるま湯の温泉から上がる
のが面倒になって行動意欲が鈍化してしまった。
まさに「ゆでガエル」。
あ、やばいと思った時には遅し!足腰は弱って
動けない。
元国連事務次長の明石康氏が言っていた『日本
社会はぬるま湯のようになり、人々は自足し、
未来の輝かしい展望や思いがけない知的冒険
への欲求が減退してしまったのだろうか。
そうしたさびしい思いが、何度退けてみても、
また戻ってくるのである。』を思い出します。
講演の中では一方で、これからの時代を創っていく
若い世代のことも紹介。ミレニアル世代の次、
Z世代は未来志向で現実主義者、MeではなくWe、
本質に価値基準を置く、社会課題への意識が高い、
などの特徴を持つ。そして上の世代に比べて
何よりもデジタルに強い。
上の世代がマインドセットをなかなか変えられず
にいる中、若い世代は変化の社会に合わせつつ、
自分たちが創りたいと思う社会を目指して
どんどん動いていくことでしょう。
従来の固定化された社会で正解が一つしかなく、
ひたすらその正解を覚えて拘り続けてきた人たち
の思考はそれについていけなくなる。
佐宗邦威さんが書かれているように『他人モード
にハイジャックされた脳はリセットして、
自分の「これがやりたい!」の実現を目指し、
直感と論理をつなぐ』ことが大切。
ビジョナリーな人たちは、途方もないビジョン
を駆動力にしながらも、同時に「直感」を「論理」
につなぎ、「妄想」を「戦略」に落とし込むこと
を忘れていないという。
まさにいま、ビジネスの世界では「創発的戦略」
が大事!そう思える方たちと、「SDGs」を進める
取組みをどんどん形にしていきます。
0コメント