私たち人間がこの地球という星に住み、毎日生活を
送れることは決して当たり前ではない。
様々な生き物たちの生命活動により、支えられている
お陰だ。
送れることは決して当たり前ではない。
様々な生き物たちの生命活動により、支えられている
お陰だ。
多くの人々にはこの大切なことをあまりにも
当たり前に思い、日々の喧噪や繁忙の中で忘れられて
いる。
日本を含む先進国を中心に作り上げてきた
20世紀型の仕組み。
多量の資源・エネルギーを必要とし、大量の
生産・消費・廃棄を繰り返している。
そしてこの非持続的なシステムが何とか続けて
これたのは、生態系からの無償サービスのお陰。
しかし、暴走機関車の如く止まることをしらず
自己利益の拡大に突き進み、「成長」に価値を置く
貪欲な経済システムは、社会や環境との不調和を
起こし、今や破綻し始めています。
地球環境の様々な問題が起きる中、このままでは
人類の生存が危うくなるかもしれない。
21世紀型の新しいシステムへの転換を
図ることは急務である。
「持続可能な社会」という地球上の生命の循環
に則った持続的で調和のとれた社会システム
を創り上げることが急がれる。
「人口爆弾」の著書ポール・エーリック博士は言う。
『貴重な生息地や農地の上に道路やショッピング
モールを人々が建設するのを目にすると、
大きな感情的衝動にかられます。
私がこれまでに野外調査をした場所のほとんど
が、私の生きてきた間に壊されるのを見てきました。
私たちはつい最近、インドと中国を訪問しました
がショッキングな思いをしました。
先進国の過ちのコピーに走り、超消費文化に
向かって狂気のように突き進んでいます。
これはこの国の人々のみならず、他の全ての
国々に住む人々にとっても悪い前兆です。
私たちが何を食べるか、どこで暮らすか、
職場や学校までどうやって通うかなど、
あらゆる選択が環境に影響を及ぼしています。
エコロジカルフットプリントを見ても、日本や
欧米など最も豊かな国々における資源消費量
は、最も貧しい国々の平均10倍以上もあるのだ。
再びエーリック博士の言葉を紹介して、文章を
締めよう。
『21世紀は人類にとって、持続可能性を
達成するのに必要な急速な変化を遂げる
最後の機会となるでしょう』
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