『自分は、母なる星地球(ガイア)の大きな生命の一部分
として、今ここに生かされている』という実感をもつこと。
それを実感できる力を、龍村仁監督は霊性(スピリチュア
リティ)と呼びました。
映画「地球交響曲第四番」は、21世紀に生まれ、育つ
子供達が霊性を育むのに役立つようにという企画意図で
作られたもの。
2001年12月、映画「地球交響曲第四番」の完成試写会
に参加した時のこと。
上映後、映画出演者の一人、世界的な動物学者
ジェーン・グド-ル博士の講演を聞くことができました。
私と妻は、最前列付近に座り、真近に見るグド-ルさん
は、 きれいな光を放っていました。白い輝きを持つ光。
あまりにもきれいな光だったため、今でもはっきり覚えて
います。
『わたしはチンパンジーを守るため、終わりなき旅へ
出発しました。
それは過密スケジュールで世界各地を講演して回り、
3週間と同じ場所にとどまることなく、休暇は全て執筆
に充てるという過酷な旅になりました。
しかし講演に行けば、私は集まってくれた人たちから、
多くのエネルギーをもらうことができるのです。
米国のある都市で、講演が終わったときに、
小さな女の子がスヌーピーのぬいぐるみを抱えて、
お母さんと一緒にわたしのほうへ向かってきました。
その子は、ぬいぐるみを抱いていないほうの手に、
小銭がいくらか入ったビニール袋をにぎりしめて
いました。
その女の子は一年前にお兄さんを白血病で亡くして
いました。お兄さんは動物園でチンパンジーを見る
のが大好きでした。
彼女はある日、ナショナル・ジオグラフイック誌で、
ゴンベのチンパンジー、フリントが母親を失った悲しみ
のあまりに死んでしまった話を知りました。
兄を亡くした彼女にはフリントの深い悲しみがわかり
ました。その子はわたしがアフリカでチンパンジーの
孤児院を設立し、母親を亡くしたチンパンジーの
子どもたちの世話をしていることを知っていました。
この講演を聞いた数年後、グド-ル博士が再来日しました。
私はシンポジウムのお手伝いをし、終了後に開かれた
懇親の場でお話をすることができました。
『子どもたちの未来のために、森を守っていくことは
大事なことです』と言い、息子のためにメッセージを
書いてくれました。
これからの時代を生きていく息子に、いつも大きな
励ましを与える言葉。
"Follow your dreams!"
(あなたの夢を追いかけて)
Author:岸 和幸
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