2001年に国内販売が開始された「消せるボールペン」。
様々な進化を経て、代表的なものは世界で10億本を
売るヒット商品となりました。
その商品化までには30年もの年月がかかったそうで、
日本が誇る高度な技術の結晶です。
様々な進化を経て、代表的なものは世界で10億本を
売るヒット商品となりました。
その商品化までには30年もの年月がかかったそうで、
日本が誇る高度な技術の結晶です。
今年から8月1日開始となった2016年春入社予定の
大学生らに対する企業の選考活動が始まりました。
経団連の要請で昨年より4カ月後ろにずれ込んだもので、
10月1日の正式内定までわずか2カ月間という短期決戦。
それに対して企業側では、大手が会社説明会の開催回数
を増やし、大手と採用時期が重なる中小企業は人材確保
に躍起と聞きます。
冒頭に紹介した「消せるボールペン」。
日本生産性本部は、平成27年度の新入社員をこの
「消せるボールペン型」だと例えています。
”入社式を迎える新入社員の見かけは毎年同じだが、
その資質や特性は変化している。
消せるボールペンも特別なボールペンの姿をしている
わけではない。見かけだけで判断せず、その最大の
特質である“書き直しができる機能”(変化に対応できる
柔軟性)を活かして欲しい。
この「消せるボールペン型」の新入社員たち。
「仕事を通じてかなえたい夢」があると答えた割合が、
調査開始以来2番目に低い58.9%だったことが
分かりました。
調査は今年の3~4月に生産性本部主催の新人研修へ
参加した人に実施し、1924人が回答。
「仕事を通じてかなえたい夢がある」との項目について、
「そう思う」は減少する一方、「そう思わない」は7.1ポイ
ント増の41.1%。前年比からの減少幅はこれまでで最も
大きいそうです。
”いまの日本は、型を失って、生きる道筋と自信をなくして
いるように思います”
数年前から合気道に身を入れ始めた妻から勧められた、
宇城憲治先生の本にある言葉。
長年最先端のエレクトロニクス開発技術者として、さらに
は30代から経営にも携わり、40代では一部上場グループ
企業のトップを務めてこられました。
ビジネス界で活躍してきたのみでなく、空手道と居合道と
いう厳しい武道修行の道を歩んできた方の言葉には、
教えられることが多くあります。
”今、日本の常識は、「目に見えるもの」に支配されて
います。
科学的という言葉がよく使われますが、現在の「科学」は、
目に見えるものは表現できますが、「目に見えないもの」
はうまく表わせません。
ニュートン力学、ダーウィンの進化論、ユークリッド幾何学
など、すべてそうです。
多くの人が案外、それに気づいていません。
「心」や「想い」といった「目に見えないもの」は、それらの
科学では対象にされません。
心や想いが存在するのは、ほとんど誰もが体感的に
知っています。
(新しい常識に未来を拓く手がかりがある)
宇城先生が言われるように、わずか5パーセントしか
分かっていない現在の常識の範疇に自分を限定して
夢を持てずにいる多くの若者たち。
その壁を自らの力で突破し、95パーセントという大きな
未知の世界の可能性を拓いていくことを期待します。
何よりも先を生きている私たち大人がその範を示して
いくことが大切ですね。
壁を自らの力で突破と書きながら、宇佐美里香選手に
よる空手の「型」演武が頭の中に浮かんでいました。
2012年パリで行われた第21回世界空手道選手権大会
で優勝した際の圧巻の演武です。
https://www.youtube.com/watch?v=KTpM0d6lr4A
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