『未来に可能性を持つ子どもたちにエールを』

東京大学が推薦入試を初めて導入するという
ことが話題になっています。

発表された推薦入試の出願者数を見ると、
「定員割れ」の学部が相次いでいる状況。


















全10学部について、計100人程度(新入生の
約3%)を募集したのに対し、出願者は173人。

そのうち経済学部は募集約10人に対して7人、
薬学部でも約5人に対して4人と定員割れ。
文学部(約10人)と医学部健康総合科学科(
約2人)はそれぞれ定員と同じ。

予想以下の志望者数となった理由として、募集
要項に示されたハードルがかなり高いもので
あったこととされています。

■科学オリンピックで顕著な成績
■国際バカロレアで優秀な成績
■商品レベルのソフトウェア開発


それに加えて、高校の推薦枠が各校で男女各
1人まで
とされたことも大きかったようです。

そもそも推薦入試の導入を行う狙いとして、近年
の合格者の出身校は私立の中高一貫校が上位を
占め、男女比も8対2でずっと変わらない
ことに
対して、大学側の危機感があったと聞きます。

また10月に発表された世界の大学ランキングで、
東大は昨年の23位から43位へ順位を大きく落とし

たこと、アジアの中を見ても5年ぶりに首位から
転落
。

ランキングは、論文の引用頻度や教員スタッフ1人
当たりの学生数、留学生の数など13の指標で評価

しているもの。

初めてアジア首位となったシンガポール国立大学
(26位)、2位の北京大学(42位)の台頭
に東大関係
者の危機感があると報じられています。















東大の今回の推薦入試実施と志望者数について、
茂木健一郎さんが「非典型的な学生を集めるには」
という大変ユニークな意見
を書いていました。
以下に引用させてもらいます。

”東京大学が、推薦入試を実施し、その志望者が学部
によっては定員を割った。数学オリンピックやプログラ
ミングなど、「異能」の基準が高いと認識されたことや、
各校一人という推薦枠の少なさが原因と言われている。

数学オリンピックや、プログラミング能力など、特定の
分野で才能を発揮する人を合格させるという方針自体
は正しい。ここで重要なのは、何が、才能発揮の基準
になるかということは、予め明示的なリストで網羅する
ことはできないということである。

非典型的な能力の発揮は、まさに非典型的であるが
ゆえに、どのような条件を満たせばその閾値をクリア
できるのか、ということがあらかじめ指定できない。
だから、推薦入試の資格案件は、チェックリストで書く
ことはできない。

”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”