南米エクアドルで日本時間17日午前9時頃に
マグニチュード(M)7.8の強い地震があったとの報。
マグニチュード(M)7.8の強い地震があったとの報。
震源はエクアドルの首都キトの西北西約173キロ、
震源の深さは10キロで、この地震の11分前にも
同じ地域でM4.8の地震が起きていたそうです。
震源の深さは10キロで、この地震の11分前にも
同じ地域でM4.8の地震が起きていたそうです。
さて16日未明に熊本でⅯ7.3の大地震が発生しました
が、M3.5以上の比較的大きな地震は同日午前8時半
までに162回となり、1995年以降の内陸や沿岸で発生
した地震のうち、新潟県中越地震(2004年)を超えて
、最も多くなったと気象庁が発表。
Ⅿ7.3いう地震規模は、21年前の阪神・淡路大震災
を引き起こした兵庫県南部地震と同じ規模です。
が、M3.5以上の比較的大きな地震は同日午前8時半
までに162回となり、1995年以降の内陸や沿岸で発生
した地震のうち、新潟県中越地震(2004年)を超えて
、最も多くなったと気象庁が発表。
Ⅿ7.3いう地震規模は、21年前の阪神・淡路大震災
を引き起こした兵庫県南部地震と同じ規模です。
このときには、地下で40キロ以上の断層がずれ動いた
といわれており、地表でも約10キロにわたって断層が
ずれ動いたあとが確認されました。
地震の揺れは、マグニチュードが大きくなればなるほど
大きくなり、Ⅿ7程度で揺れの大きさは頭打ちになる
そうです。
そしてⅯ7以上では、断層のずれる範囲が加速度
的に広がり、長く強く揺れるという形に。
といわれており、地表でも約10キロにわたって断層が
ずれ動いたあとが確認されました。
地震の揺れは、マグニチュードが大きくなればなるほど
大きくなり、Ⅿ7程度で揺れの大きさは頭打ちになる
そうです。
そしてⅯ7以上では、断層のずれる範囲が加速度
的に広がり、長く強く揺れるという形に。
さて、【 防災の今日的課題提起と解決の探求は、
寺田寅彦に始まる…… 】(防災情報新聞)
に大変興味深い記事がありましたので、以下転載
させてもらいます。
”近年、「災害文化」という言葉がよく聞かれる。
多くの災害経験から培われた防災の知恵、教訓、さらに
は災害対策、防災技術などを言う。
寺田(寅彦)は「災害文化」について次のように述べる。
「わが国のようにこういう災禍の頻繁であるということは
一面から見ればわが国の国民性の上に良い影響を
及ぼしていることも否定し難いことであって、数千年来の
災禍の試練によって日本国民特有のいろいろな国民性
のすぐれた諸相が作り上げられたことも事実である。」
しかし同時に、次のように警鐘も鳴らしている。
寺田寅彦に始まる…… 】(防災情報新聞)
に大変興味深い記事がありましたので、以下転載
させてもらいます。
”近年、「災害文化」という言葉がよく聞かれる。
多くの災害経験から培われた防災の知恵、教訓、さらに
は災害対策、防災技術などを言う。
寺田(寅彦)は「災害文化」について次のように述べる。
「わが国のようにこういう災禍の頻繁であるということは
一面から見ればわが国の国民性の上に良い影響を
及ぼしていることも否定し難いことであって、数千年来の
災禍の試練によって日本国民特有のいろいろな国民性
のすぐれた諸相が作り上げられたことも事実である。」
しかし同時に、次のように警鐘も鳴らしている。
「ここで一つ考えなければならないことで、しかもいつも
忘れられがちな重大な要項がある。それは、文明が
進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の
度を増すという事実である。…
(中略)
…文明が進むに従って人間は次第に自然を征服しよう
とする野心を生じた。そうして、重力に逆らい、風圧水力
に抗するようないろいろの造営物を作った。
そうしてあっぱれ自然の暴威を封じ込めたつもりになって
いると、どうかした拍子に檻(おり)を破った猛獣の大群
のように、自然があばれ出して高楼を倒壊せしめ堤防を
崩壊させて人命を危うくし財産を滅ぼす。
その災禍を起こさせたもとの起こりは天然に反抗する
人間の細工であると言っても不当ではないはずである、
災害の運動エネルギーとなるべき位置エネルギーを
蓄積させ、いやが上にも災害を大きくするように努力
しているものはたれあろう文明人そのものなのである。」”
地球物理学者であった寺田寅彦が指摘した、「地震の
現象」と「地震による災害」とは区別して考える必要が
あることの大切さを思います。
忘れられがちな重大な要項がある。それは、文明が
進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の
度を増すという事実である。…
(中略)
…文明が進むに従って人間は次第に自然を征服しよう
とする野心を生じた。そうして、重力に逆らい、風圧水力
に抗するようないろいろの造営物を作った。
そうしてあっぱれ自然の暴威を封じ込めたつもりになって
いると、どうかした拍子に檻(おり)を破った猛獣の大群
のように、自然があばれ出して高楼を倒壊せしめ堤防を
崩壊させて人命を危うくし財産を滅ぼす。
その災禍を起こさせたもとの起こりは天然に反抗する
人間の細工であると言っても不当ではないはずである、
災害の運動エネルギーとなるべき位置エネルギーを
蓄積させ、いやが上にも災害を大きくするように努力
しているものはたれあろう文明人そのものなのである。」”
地球物理学者であった寺田寅彦が指摘した、「地震の
現象」と「地震による災害」とは区別して考える必要が
あることの大切さを思います。
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