『混沌とした時代の中で』

真夜中、敬愛する星野道夫さんの本を開く。

「持続可能な社会を共創する」という正解のない

問いに対し、日々取り組み、前に進み続けようとする中で、

誰かの言葉に後押しされたい時、

この方向でいいんだよと言ってほしい時、

彼の言葉はいつも心を落ち着かせてくれる。
『混沌とした時代の中で、
人間が抱えるさまざまな問題をつきつめてゆくと、
私たちはある無力感におそわれる。


それは正しいひとつの答えがみつからないからである。

が、こうも思うのだ。

正しい答えなど初めから存在しないのだと・・・
そう考えると少しホッとする。

正しい答えを出さなくてもよいというのは、
なぜかホッとするものだ。

しかし正しい答えは見つからなくても、
その時代、時代で、より良い方向を模索してゆく責任はあるのだ。』
星野道夫
 

”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”