『天が下した一人の傑物』

”「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人が
したことさ」と、勝海舟はいった。
 
坂本竜馬は、「幕末維新史上の奇跡」といわれる。



 














かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身
りながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。”

 

現在の日本の混迷した様相は、どこか幕末期を思い
るものがあります。
 
内田樹先生によれば、『システムや価値観のシフトが
の趨勢としてやみがたいという「雰囲気」になると、
びとは幕末に眼を向ける。

地殻変動的な激動に対応した「成功例」として、
帰趨的に参照できるものを明治維新のほか
である』

 
日本人がある程度明確な「国家プラン」をもって集団的
思考し、行動した経験は維新前夜だけであるといいます。
 
そのプランを持ち、行動した一人が坂本龍馬

ど旧い慣習に囚われない、心の自由を持った
とてつもなく広い世界観を持った傑物
でした。
 
『天がこの国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者
上に下し、その使命がおわったとき惜しげもなく
かえした』

 
司馬遼太郎さんの言葉、あらためて心に響きます。

さて混迷の現代に生きる私たちは、どのような国を創り、子どもたちに未来を引き継いでゆくのか。
、協働による共創が必要です。
 
(写真は、亀山社中(後の海援隊)の志士たち。
人目が龍馬。幕末の動乱期に、大きな夢を
たちが夢を育み、駆け抜けていきました)

”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”