『終着点に向けて歩む自分との戦いが不動心』

福島県の「聖光学院」6年連続で、
甲子園へ


何と、県内で公式戦76連勝!という
快記録を飾っての出場。

この聖光学院野球部の斎藤智也監督は、
神渡良平先生を通して人間学を学ばれた
お一人。



今年独立して間もないばかりの私は、
先賢の智恵を通して人間学を学ぶ場

開きたいと考え、その講師にぜひとお願いしたのが、
作家の神渡良平先生。

初めてお会いした神渡先生は、快諾していただくと
共に、私に雑誌「到知」のコピーを渡されました。

帰りの電車に乗って、そのコピーを開くと、
特集・一途一心「すべては人間づくりからはじまる」
”という題。

聖光学院の斎藤氏と佐渡高校野球部監督、
深井浩司氏さんの対談記事




斎藤監督は、三年で甲子園に行くことが条件
、さもなくばユニフォームを脱ぐという学校経営陣からの
厳しい条件を受け、二年目に初出場を成し遂げます


『私が監督に就任した頃、聖光の野球を支持
してくださる経営者の方が渡してくださったのが、
神渡良平先生の「安岡正篤 人生を拓く」でした。
 
それを読んで、本当に涙が止まらないんですね、
我が身の未熟さを思い知らされると同時に、
自分の求めている理想像があったんですが、
何か薄ぼんやりとしていた。

それがもう「我が意を得たり」という感じで、
バーンッと飛び込んでくる名言が無数にあって
心に突き刺さってきたんです。

そして自分が感動した部分をコピーして切り貼りし
、プリント10枚分くらいにして選手たちにも配り、
解説を加えていきました』





野球は非常に番狂わせが多いスポーツ。
技術だけでは絶対にダメで、
そこに人の思いや執念、さらには球運と
いった要素
が絡んできます。

一人の人間としての生き方や歩みが、
その球を動かす力に絡んでくる
のだから、
一瞬一瞬の生き方を粗末にしている人間は、
グラウンドに立っても佇まいが悪く、
凛々しいプレーができない
もの。

逆に言えば、人間性がきちっとしていて、
いい歩みをしている者であれば、下手でも
人の心を打つプレーができる


聖光学院の球児をはじめ、全国各地から集った
高校球児たちが、今夏も白球を追って熱戦を
繰り広げてくれることでしょう。



”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”