私たち人間の大脳は、「右脳」と「左脳」に分かれて
おり、「右脳」は身体の左側、「左脳」は右側を支配
しています。
おり、「右脳」は身体の左側、「左脳」は右側を支配
しています。
以前米国の心理学者が調査した報告書によると、
「右脳」と「左脳」の働きにより、人間の身体の右側
と左側に以下のようなことがわかったといいます。
■「左耳は感性の情報に敏感」
「右脳」は感性的で直感を司ります。言葉を相手の
左耳に囁き、直接「右脳」に情報を伝達すれば、
聞く人はよりはっきりと聞えるといいます。
したがって、誰かに秘密の情報を伝える場合は
その人の左耳に向かって話せばより効果的に
伝えられるそう。
左耳に囁き、直接「右脳」に情報を伝達すれば、
聞く人はよりはっきりと聞えるといいます。
したがって、誰かに秘密の情報を伝える場合は
その人の左耳に向かって話せばより効果的に
伝えられるそう。
■「左手で赤ちゃんを抱くと、親子の交流がしやすい」
多くの人は習慣的に左手で赤ちゃんを抱くそうです。
身体の左側は感情を司る「右脳」に制御されている
ため、左側でキャッチした赤ちゃんの顔の表情は
素早く「右脳」に伝達される。
それによって、親子はより親密なコミュニケーション
をとることができるのだそう。
身体の左側は感情を司る「右脳」に制御されている
ため、左側でキャッチした赤ちゃんの顔の表情は
素早く「右脳」に伝達される。
それによって、親子はより親密なコミュニケーション
をとることができるのだそう。
■「右の手足に刺激を与えると、危険行為が回避
されやすい」
右の手足に刺激を与えられた人は、危険な行為を
犯さなくなる傾向があるそうです。こんな実験が
行われました。
被験者の右手を30秒~45秒軽く叩く。すると被験者
らは飲酒や運転などリスクの高い活動を行わなく
なったそうです。
犯さなくなる傾向があるそうです。こんな実験が
行われました。
被験者の右手を30秒~45秒軽く叩く。すると被験者
らは飲酒や運転などリスクの高い活動を行わなく
なったそうです。
右側の手足に刺激を与えると、リスクのある行為を嫌う
「左脳」が活発になるため、危険な行為を行う意欲が
低下します。
この発見は、不健康な生活習慣をやめさせることに
役立つかもしれないと今後の研究が期待されている
ようです。
ところで、非常に興味深い例があります。
TEDでご存知の方も多いと思いますが、 ジル・ボルト・
テイラー博士が体験した非常に深い脳と身体の世界。
「ある朝、ハーバードの第一線で活躍する女性脳科学者、
テイラー博士を脳卒中が襲う。
徐々に左脳が破壊され、歩くことも話すこともできなくなり
、人生の記憶すらもが遠のいていく・・」
博士は左脳の出血によって、通常の認識・知覚能力を
失います。
「左脳」の血管が破裂し、徐々にその機能が失われていく
のを、テイラー博士は科学者ならではの視点で観察します。
目覚めて異変に気づいてから救急車が来るまでの間、
徐々に知覚が異常をきたし、知的能力が失われていきます。
その際、神経学者である彼女が全く予期しなかった、
宗教的ともいえる平穏な境地が通常の意識に置き換わって
いったそうです。
意識が宇宙規模で広がり、他人からのエネルギーを直接
感じることができた瞬間。
「左脳」が機能不全になることにより、「右脳」が作り出す
幸福感に満ちた世界を体験したテイラー博士。
また脳の専門家として博士は、リハビリテーションの
過程で失われた左脳の機能を回復させるだけでなく、
発病前の自分の好ましくないパーソナリティをできるだけ
抑え、ポジティブで思いやりのある性格を創造する戦略
を実行します。
その体験から、博士は人間は「右脳」の世界をもっと探求
すべきだとメッセージしています。
「My stroke of insight」
”わたしが感じた主観的な経験と自分の脳をめぐるささやか
な旅の話”
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