現在、職場内における世代間のコミュニケーションの
難しさが問題となっていると、あちこちで耳にします。
ちなみに世代が異なる職場でのコミュニケーションの
実態把握を行った日本法規情報株式会社による、
「職場環境における意識調査」では以下が明らかに
なりました。
”ゆとり社員」に困惑する職場が急増?
ゆとり世代は『指示したことしかやらない』
『すぐ言い訳をする』との回答が全体の35%に上る”
難しさが問題となっていると、あちこちで耳にします。
ちなみに世代が異なる職場でのコミュニケーションの
実態把握を行った日本法規情報株式会社による、
「職場環境における意識調査」では以下が明らかに
なりました。
”ゆとり社員」に困惑する職場が急増?
ゆとり世代は『指示したことしかやらない』
『すぐ言い訳をする』との回答が全体の35%に上る”
若い世代と上の世代でギャップがあるのは、いつの時代
でも言われることですが、ゆとり世代と管理職世代の隔絶
は以前には見られないくらい大きくなっているといわれて
います。
国民生活白書では、意識や価値観の異なる世代間で
コミュニケーションを取ることの難しさについて、
多くの企業が問題視をしていると指摘しています。
前述した同社のアンケート調査「あなたの職場のゆとり
世代で当てはまる特徴」からは、興味深い結果が
見えてきます。
最も多かった順から、
「指示したことしかやらない。
指示したことしか出来ない」19%
「すぐに言い訳をする」15%
「敬語が使えない」
「自分で考えることをしない。全てマニュアルに従う」
「根拠もなく自信がある」
「軽く叱っただけで仕事を休んだり「辞めたい」
と言ったりする」各12%
「手が空いていてもオフィスにかかってきた
電話に出ない」
「自分からコミュニケーションをとりたがらない」各8%
一方でゆとり世代の人々は、職場で以下のようなこと
に不満を持っているようです。
最も多かった順から、
「ゆとり世代は、これだからという言い方をされる」16%
「プライベートなことを聞かれること」13%
「自分で考えろと言われること」
「職場での飲み会への参加」
「上司に注意を受けること」各12%
「結果を出せと言われること」7%
「やりたい仕事をさせて貰えない」5%
職場での上の世代とゆとり世代との価値観の違い。
「指示したことしかやらない。もしくは指示したことしか
出来ない」という上の世代の意見。
それに対して、逆にゆとり世代では
「自分で考えろと言われる事、きちんと説明してもらえない」
と不満を持っています。
”「学ぶため=学習モード」だけに、組織はお金を支払って
はいない。むしろ、まずは「仕事」に取り組んで欲しい。
その中でそのつど、そのつど、学び、自ら「法則」をつくり
だしてほしい。
「法則」はどこかにあるわけじゃない。
自分でつくりだすものなのだ”
中原淳さん(東京大学大学総合教育研究センター准教授)
が紹介されていた、ある会社でのマネジャーと若手のやりとり。
今どきの職場でおそらくよくあるやりとりではないかなと
思いました。
以下、転載させていただきます。
”仕事柄多くのビジネスパーソンやマネジャーの方々
からヒアリングさせていただく機会があります。
先だっても、ある会社を訪問させて頂きました
(感謝です)。
そこでマネジャーさんとお話したとき、彼が、最近、
イラッときた言葉のひとつに、ある若手の発した、
この言葉があるとおっしゃっていました。
この是非をここで問うことはしないのですが、
興味深い言葉だったので、ここでもご紹介させて
いただきます。
その言葉とは、わたしはまだ「学習モード」ですから、
学んだあとで・・・をさせてくださいという若手の言葉
です。
この言葉を耳にしたあと、マネジャーの方は、少し
時間をとって若手と話をした、とおっしゃっていました。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、要するに、
この若手の方が発した言葉の趣旨は、
「(業務のコツ)学び終わったあとで、個々の仕事に
取り組まさせてください」ということですね。
新入社員として職場配属されたばかりの新人さん
ならば、こう言いたい気持ちはよくわかります。
それに対して、このマネジャーさんが、思われたことは、
こういうことです。
「リアルな職場」では「法則を暗記して」、それを
あてはめるように仕事はできない。
つまり「学習されたもの」がまず先にあって、それを
リアルな仕事場面に「適用」するような学び方をしよう
としても、それは難しい。
「学ぶため=学習モード」だけに、組織は、お金を
支払ってはいない。
むしろ、まずは「仕事」に取り組んで欲しい。
その中でそのつど、そのつど、学び、自ら「法則」を
つくりだしてほしい。
「法則」はどこかにあるわけじゃない。自分でつくりだす
ものなのだ、と。
すなわち、彼が言いたかったことは「仕事モード」か
「学習モード」という2つの異なるモードが存在するの
ではなく、社会で働くとは「仕事=学習モード」なのだ、
ということになります。 ”
あなたの職場では世代間のコミュニケーションは、
どのようなものでしょうか?
まずは「仕事」に取り組む。
その中でそのつど、学んで、自ら「法則」をつくりだす。
ということに、本人の気づきとコミュニケーションの
糸口があるように思えました。
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