昨日から日本で公開のハリウッド版「ゴジラ」。
以前に作られたものは、ゴジラとはとても言えない姿かたち
でがっかりでしたが、今回の作品は、予告編などを見た
感じでは、それなりにゴジラの特徴が出ているように思えます。
https://www.youtube.com/watch?v=hNxamY1anM0
さて、この予告動画を息子に見せたところ、
「ゴジラ」に対して強い関心を持ちはじめました。
そこでここ最近は、「ゴジラ」話で盛り上がり。
ちょうど今週、BSプレミアム「ゴジラ」特集(昭和と平成の
「ゴジラ」映画が数本を放映)をやっていたことから
ビデオ録画し、息子と夜に観ました。
http://www.nhk.or.jp/bs/temporary/godzilla_2014july.html
初めて観る「ゴジラ」の映画について息子の感想
『昭和「ゴジラ」の方が親しみが持てるな。
平成「ゴジラ」はひたすら力を強くした相手怪獣や
人間の兵器ばかりが出てきて、ゴジラの顔つきは
どんどん険しくなっているよう。
全体的に緊張しているように感じる。
それに対して昭和「ゴジラ」の時は、ふさげたところ
も入っていてどこか余裕があって、ゆったりしている』
久しぶりに観た私も、同じような思いでした。
映画「ゴジラ」の第1作が作られた昭和29年は、
戦争や核に対する恐怖の象徴としてゴジラが登場
しています。
この時の姿かたちは、非常に恐ろしい目をした顔つき。
これ以降、政治や社会情勢を反映させた作品として
「ゴジラ」シリーズは続いていきます。
ゴジラは、時に原水爆の落とし子、時に子どもたちの
ヒーロー、時に人類に警鐘を鳴らす存在として、
私たちの前に姿を現し、ひたすら都市を破壊し、
怪獣たちと闘い、そして人間と死闘を繰り広げてきました。
私が生まれ育った昭和40年代。
高度経済成長期に入りつつある中、家庭には冷蔵庫
やテレビ、洗濯機などの電気製品が登場し、衣食住
の暮らしのスタイルは大きく変化していきました。
この頃のゴジラの表情はやわらかめに作られている
のがよくわかります。またミニラ(ゴジラの息子)が登場
するなど、明らかに「楽しさ」を入れようとしていることが
わかります。
以来、半世紀以上にわたって、役割や世界観を変えながら
繰り返しよみがえってきたゴジラ。
昭和のなつかしさを思い出しながら、今後社会がますます
大きく変容していくであろう中で、どのように復活するのか。
楽しみです。
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映画「ゴジラ」(公開年、作品名、観客数)
1954 ゴジラ 961万人
55 ゴジラの逆襲 834
62 キングコング対ゴジラ 1255
64 モスラ対ゴジラ 720
64 地球最大の決戦 541
65 怪獣大戦争 513
66 南海の大決闘 421
67 ゴジラの息子 309
68 怪獣総進撃 258
69 オール怪獣大進撃 148
71 ゴジラ対ヘドラ 174
72 ゴジラ対ガイガン 178
73 ゴジラ対メガロ 98
74 ゴジラ対メカゴジラ 133
75 メカゴジラの逆襲 97
84 ゴジラ(84) 320
平成ゴジラ
1989 ゴジラvsビオランテ 200
91 ゴジラvsキングギドラ 270
92 ゴジラvsモスラ 420
93 ゴジラvsメカゴジラ 380
94 ゴジラvsスペースゴジラ 340
95 ゴジラvsデストロイア 400
98 GODZILLA 360
ミレニアムシリーズ
2000 ミレニアム 200
01 ゴジラ×メガギラス 135
02 大怪獣総攻撃 240
03 ゴジラ×メカゴジラ 170
04 東京SOS 110
05 FINAL WARS 100
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