激動の幕末期に、長岡藩家老として、時代を生き、
そして見事に散った、河井継之助。
「官軍に降伏するのも道であります。 他は皆そう
なのです。
そして見事に散った、河井継之助。
「官軍に降伏するのも道であります。 他は皆そう
なのです。
会津のような怨恨も長岡にはないのに、長岡の
実力を見せてしまった。
(略)
しかし私は思います。
日本の歴史に河井継之助がいてよかったなと。
風が吹けば、すぐそちらになびく。
中国と言ったら中国、ニクソンと言ったらニクソン
、秀吉が死ねば家康です。
それだけの歴史しか持たないのであれば、
そんな民族は信用できません。
武装中立をめざす継之助に引きずられて、
長岡は孤独な戦争に突入する。
(長岡高等学校100周年記念講演)
司馬遼太郎さんは、このように河井継之助を語り、
高く評価しました。
「志とは、人生のテーマだ。
人生という用紙に、何を描くかということである。
男子の生涯の苦渋というのは、その志をいかに
守りぬくかである。
それを守り抜く工夫は、格別なものではなく、
日常茶飯の自己規律にある。
ものの言い方・人との付き合い方・息の吸い方
・息のはき方・酒の飲み方・遊び方・全てが
その志を護るがための工夫によって貫かれて
おらねばならぬ。」
国際社会が大きく変転する中、河井継之助の
思想と行動に学べることが多くあります。
紙芝居動画「幕末の風雲児 河井継之助」
https://www.youtube.com/watch?v=mebiS6uMMDQ
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