『コンフォート・ゾーンから踏み出す勇気』

「コンフォートゾーン」とは自分がその中に
いれば快適な状態でいられる領域
のこと。

その中では、いつもと同じ幸せを感じること
ができ、不安やストレスは軽減
します。



















ここ数週間の間に異なる企業に属する
複数の方たち
と、別にお会い(仕事や懇親
の場やらで)する機会がありました。

いずれも国内の大手に属する異業種の企業
なのですが、お話を聞く中である共通すること
を感じ
ました。

それは、「コンフォート・ゾーン」がやや窮屈そう
であるということ。

お会いした方からというよりも、その方が属する
企業の現状や風土に感じられた
のです。

リーマンショック後に縮んだデフレ景気リスク
管理に終始
しがちで、変革のチャンスに挑戦する
ことができない組織風土


お会いした方たちは皆、それを改革したいという
意欲
を持っていました。














ヒューストン大学のブレネー・ブラウン教授は、
「不確かな社会的、政治的、経済的状況に
おいて、コンフォートゾーンはかなり小さくなる」
と言います。

恐れることが多いほど、コンフォートゾーンが
小さく
なり、コンフォートゾーンを拡げることが
より困難
になるといいます。

親しみがあるものは、居心地が良く、楽しむこと
ができるので、新しいものに対して警戒する
は当然のこと。

新しいことに挑戦するには相当なエネルギー
が要る
ことはわかります。

脳は「前にこれをやってみたけど死ななかった。
だから多分もう一度やっても安全だ」
と考える
もの。

だから、疲れていたり元気がなかったりする時は、
新しいリスクを冒すよりも、慣れ親しんだ習慣に
甘んじることが多い
のだそう。

が、しかしその安住の中に居続けるということは、
あるものは決して得られません


それは「成長」するということ。

私は二度の企業人経験を経て、2012年独立しました。
慣れ親しんだ企業の環境を離れ、未だ知らない大海
に漕ぎ出でいく期待と不安


しかし、自分のコンフォートゾーンを拡げること
の挑戦と体験は、自分を成長させて有意義な人生
を送る上で、とても貴重なものとなっています。



















これに関してブラウン教授の興味深い研究結果
があります。
  • 生産性が高まる
    私たちは、締切や期待などの不安感がないと、
 必要最低限のことしかしないもの。また忙しい
 ふりをして、新しいことを始めたがらない
もの。

 自分の境界線を押し広げることで、大きな一歩
 を踏み出す
ことができ、より多くのことをやり
 遂げられるスマートな働き方を見つけ
られます。
  • 予期せぬ変化への対処
 リスクを取り、普段はやらないようなことに挑戦
 することで、その不確かさを管理できるように
 なります。

 進んでコンフォートゾーンの外で学ぶことで、
 外に出ざるを得ないような人生の変化に備える
 ことができます。
  • 境界線を広げることが簡単になる
 ブラウン教授は、「コンフォートゾーンから踏み
 出すたびに、適度な不安の状態に慣れていく」

 といいます。

 挑戦を繰り返すことでコンフォートゾーンが
 広がり、最初は困難と不安が伴っていたものが
 、だんだん簡単に
なっていきます。
  • 創造力が発揮しやすくなる
 新しいことに挑戦すると、多くのことを学ぼうと
 いう気
になり、賛同情報だけを求めるバイアス
 を越え
られます。

 短期間であっても、ポジティブな不快感を経験
 することで、問題を新しい視点から見つめ直し
 、課題に取り組む新たなエネルギーを得られ
ます。
http://www.lifehacker.jp/2013/07/130708comfortzone.html

また、新しいことは記憶力を向上させ、
脳が新しいことに適応することで、学習
能力も上がることが証明されています。”

(ダニエル・ピンク著『モチベーション3.0
持続する「やる気!」をいかに引き出すか』)

成功している人・企業は、常に自分の
コンフォート・ゾーンを大きく拡げる

ことができているといえます。

新しい挑戦やリスクを乗り越え、新題材を
次々に見つけて、日々実践している人・企業


今ある限界を超えられたとき、自分なりの
成長を得られる
のではないでしょうか。


”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”