『器は器のためにあるのではない』

本日17時45分、夕空がまだ明るい中、
「小満」を迎えました。

「日本語大辞典」(講談社)を開くと、
こうあります。

”二十四節気の一つ。草木が一応の大きさ
に達する、という意の語”



















(写真は我が家の南天。すくすく成長しています)

七十二候は、二十四節気の1つずつを、
さらに3つに分けた
もの。

二十四節気が約15日間なので、七十二候は
それぞれ約5日間
となります。

中国から伝来した二十四節気はそのまま使用
されていますが、七十二候は日本の季節に合う
ように何度か修正されながら現在に
伝わっています。

そのため、名前も読み方も、時期によって微妙に
異なっている
のが特徴。

今年の「小満」の七十二候は、以下の通り。

5月21~25日
初候「蚕起きて桑を食う(かいこおきてくわをくう)」

5月26~31日
次候「紅花栄う(紅花栄う(べにばなさかう)」

6月1日~5日
末候「麦秋至る(ばくしゅういたる)」




















さて先ほど開いた 我が家の「日本語大辞典」は、
1990年9月発刊の初版第九刷(B5判 2302ページ)。
全ページフルカラーによる図解と写真の掲載は、
辞典で初
とうたってあります。

この初版には、現代語を中心に若干の古語も含めた
17万5千余語が収録
されており、そのうちの10万語
には英訳
が付いています。

監修者は何れも、各学会を代表する権威ばかりで
大変贅沢。
  • 梅棹忠夫     国立民族学博物館長、理学博士
  • 金田一春彦   言語学者、文学博士
  • 阪倉篤義     京都大学名誉教授、文学博士
  • 日野原重明    聖路加国際大学名誉理事長、医学博士
    (日野原先生を除く皆様は既に逝去)


いまでも新しいことにチャレンジし、子どもたちとも
積極的に交流
するなど、若さを失わない103歳の
日野原先生。ますますお元気でいていただきたい
と心から願うものです。



















”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”