”もしもこの映画が一度見ただけで理解された
のなら、われわれの意図は失敗したことになる”
のなら、われわれの意図は失敗したことになる”
(原作者アーサー・C・クラーク)
”この映画の意図するところは神である”
(監督スタンリー・キューブリック)
昨晩BSで放映の映画「2001年宇宙の旅」。
録画を息子と一緒に見ました。
”2001年木星の衛星イオの軌道上で
巨大モノリスに遭遇したD・ボーマン船長。
小型宇宙船で探索に向かったが、
彼は消息を絶ってしまう。
彼の最後の通信。
「MY GOD! IT'S FULL OF STARS!
(すごい! 降るような星だ)」”
1968年に公開されたこの作品は、「SF映画に
おける金字塔」としてその名を残し、現在も高く
評価されている不朽の名作です。
メインタイトル、人類の夜明け、ラストシーンと
合計3回使われている、リヒャルト・シュトラウスの
「ツァラトゥストラはかく語りき」の音楽はあまりにも
有名。
https://www.youtube.com/watch?v=cYkSP4vJtFI
「まだヒトがサルとして進化の途中だった時代、
1枚の黒い石板「モノリス」が突如サル達の前
に現れます。
石板はサル達の知能を向上させる力があり、
石板に触れたサルは動物の骨を道具として
使えるようになりました。
そこから人類の進化が始まり、ついには地球
を離れ、月面に居住できるほどになりました。
物語はこの科学の発展した時代に、木星探査
ミッションに向かう宇宙船を舞台として展開して
いきます・・・」
映画では木星探査の目的について、コンピューター”HAL”
の電源を切った直後に、地球の管制官のビデオ説明
が始まります。
「月で見つかった謎の物体「モノリス」が発した強力な
ビームがまっすぐに木星を指している。
月で発見された「モノリス」は、相当な科学力を持って
いないと作ることが出来ないものである。
モノリスを月に仕掛けた、300万年前に月を訪れた
何物かは人類よりも遥かに優れた文明を持っている。
木星に行けば、何らかの知的生命体との出会いが
あるであろう。
すなわち「2001年宇宙の旅」の主題は、人類に
いつの日か訪れるであろう未知なる生命体との
出遭いにあります。
A・C・クラークの原作では、ハルの電源を切ってから
土星に向かうまでの間に、ボーマン船長が「未知なる
生物」とはどんな姿をしているのか思い巡らせるシーン
があります。
”科学知識が進歩するにつれ、遅かれ早かれ生物は、
自然が与えたもうた肉体という住家から逃れでるだろう。
ひよわで、病気や事故に絶えず付きま とわれ、
ついには避けられない死へと導く肉体など無いほうが
良い。
自然の肉体が擦り切れたら――いやそれどころか、
擦り切れないうちに――金属やプラスチックの部品と
取替え、そうして不死を勝ち取るのだ。
しかし脳は有機組織の名残として、しばらくは留まること
になるかもしれない。
機械の四肢を操り、あるいは電子の五感――盲目的な
進化では到底得られない鋭い微妙な感覚――を使って
宇宙の観察を続けるだろう。
地球ですらその方向に何歩か進み始めているのだ。
長生きできないと宣告された何百万もの人が、人工の
手足、人工肝臓、人口肺、人工心臓のおかげで、
いま幸福で活動的な暮らしをしている。
自然が与えたもうた肉体という住家から逃れでるだろう。
ひよわで、病気や事故に絶えず付きま とわれ、
ついには避けられない死へと導く肉体など無いほうが
良い。
自然の肉体が擦り切れたら――いやそれどころか、
擦り切れないうちに――金属やプラスチックの部品と
取替え、そうして不死を勝ち取るのだ。
しかし脳は有機組織の名残として、しばらくは留まること
になるかもしれない。
機械の四肢を操り、あるいは電子の五感――盲目的な
進化では到底得られない鋭い微妙な感覚――を使って
宇宙の観察を続けるだろう。
地球ですらその方向に何歩か進み始めているのだ。
長生きできないと宣告された何百万もの人が、人工の
手足、人工肝臓、人口肺、人工心臓のおかげで、
いま幸福で活動的な暮らしをしている。
この名作を私が最初に見たのは、1978年中学
1年の時。
同じく中学1年で初めて観た息子は、「理解しにくい
けれど何か惹かれる」と強い関心。
続編「2010年宇宙の旅」があることを知ると、
早速youtube。淀川長治さんの懐かしい解説版。
”これらの世界は全てあなた方のもの
ただしエウロパは除く
エウロパへの着陸を試みてはならない
全ての世界を皆で利用するのだ
平和のうちに利用するのだ”
そして見終えると、「すごい!」と興奮。何度も繰り返し
見ていました。かつて父がそうであったように。
「2001年宇宙の旅」世界にすっかりはまったようです。
1年の時。
同じく中学1年で初めて観た息子は、「理解しにくい
けれど何か惹かれる」と強い関心。
続編「2010年宇宙の旅」があることを知ると、
早速youtube。淀川長治さんの懐かしい解説版。
”これらの世界は全てあなた方のもの
ただしエウロパは除く
エウロパへの着陸を試みてはならない
全ての世界を皆で利用するのだ
平和のうちに利用するのだ”
そして見終えると、「すごい!」と興奮。何度も繰り返し
見ていました。かつて父がそうであったように。
「2001年宇宙の旅」世界にすっかりはまったようです。
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