『我れ以外、みな我が師』


「人生、出会うべき人には必ず出会う。
 しかも、一瞬遅からず、早からず。
 
 しかし、内に求める心なくば、
 眼前にその人ありといえども
 縁は生じず。」

 
 


















森信三先生
は日本の哲学者・教育者。

「人生二度なし」の真理
を根本信条とし、
「全一学」という学問を提唱しました。
 
自分から進んで求める心がなければ、
目の前に出会うべき人がいても、関わり
は生まれないもの
 
自分の人生を決めるような、生涯の師と
呼べるような人と人間は必ず会えるが、
自分から進んで探す心が大切だとの意。

この師という言葉を聞いて、
「我以外皆我師」という言葉を思い出しました。

『宮本武蔵』『新・平家物語』『三国志』などの
作品で有名な作家
吉川英治氏の言葉。
吉川英治「新書太閤記」の大坂築城という章に、
こう書かれています。

”秀吉は、卑賤に生れ、逆境に育ち、特に学問
する時とか教養に暮らす年時などは持たなかった
ために、常に、接する者から必ず何か一事を
学び取るということを忘れない習性を備えていた。

だから、彼が学んだ人は、ひとり信長ばかりでない。
どんな凡下な者でも、つまらなそうな人間からでも、
彼は、その者から、自分より勝る何事かを見出して
、そしてそれをわがものとして来た。

―我れ以外みな我が師也。と、しているのだった。”

(吉川英治) 

”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”