『人間の心という奇跡』

童話「星の王子さま」で知られるフランスの作家
アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(1900~1944年)。

彼が、ジャーナリストとしてスペイン内戦(36~39年)
を取材した際の記者証が見つかった
との報。スペイン
の内戦記録保管所の幹部が、AFP通信に明らか
にしたそうです。
















記者証は中部トレド県の村で、アマチュア歴史家
が発見。他のジャーナリストらに発行された記者証
と一緒には保管されなかったため、これまで行方
不明でした。

サンテグジュペリはこの時36歳で、仏紙の記者として
スペイン入り
しています。

記者証は37年4月16日付で、内戦で敗れることに
なる人民戦線政府の広報担当部署が発行したとか。
飛行士とともに「事務員」と記されていますが、これは
「作家」の誤りとか。

『スペイン内戦は世界各地のジャーナリストが本格的
に取材した最初の戦争の一つとされ、サンテグジュペリ
が滞在先として記載した首都マドリードのホテルには、
米国のヘミングウェーら多くの作家が宿を取った。

記者証を発見した歴史家は、AFP通信に「サンテ
グジュペリのマドリード滞在に関する貴重な情報が
得られる。極めて大きな価値がある」と語った。』

時事通信) 

「あのともしびの一つ一つは、見渡すかぎり一面の
大海原の中にも、なお人間の心という奇跡が存在
することを示していた。 
  
それぞれの糧を求めて、それらのともしびは、山野の
間にぽつりぽつりと光っていた。

中には、詩人の、教師の、大工さんのともしびと
思しい、いともつつましやかなのも認められた。 
  
努めなければならないのは、自分を完成することだ。

試みなければならないのは、山野の間にぽつりぽつり
と光っているあのともしびたちと、心を通じ合うことだ。 

 
たとえ、どんなにそれが小さかろうと、ぼくらが自分達の
役割を認識したとき、はじめてぼくらは、幸福になるうる。」

 
人生で大切なことを、サン=テグジュぺリは教えてくれました。
 
★『精神の風が粘土の上を吹いてこそ、人間は創られる』
http://blog.livedoor.jp/cremony/archives/1010494516.html

サン=テグジュペリ
新潮社
1955-04-12


サン=テグジュペリ
新潮社
1956-02-22


ステイシー シフ
新潮社
1997-04



 

”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”