『「倜儻不羈」の精神』

「倜儻不羈」(てきとうふき)は、同大学の創始者、

新島襄が唱えた言葉。 

『同志社ニ於いては倜儻不羈なる書生を圧束せず

務めて其の本性ニ従い之を順導し以て天下の人物を養成ス可き事』

  

1990年、「新島襄永眠百周年行事」(同志社大学)で

司馬遼太郎さんが講演した際、四字の意味を解説しました。

 

『「倜儻」というのは、自分の考えをしっかり持つこと、

人がああいうからといってそこへ行かないこと、

自分の考えを明晰に持つことという意味。

「不羈」というのは、馬の手綱がつかない人、放れ駒の

ような人のことをいいます。

人に御せられない人、そして明快な、いつも明晰な考えを

持っている人、それが 「倜儻不羈」であります。』

30代の頃、企業のサステナビリティ活動推進に取り組んでいた

私は、司馬さんを通して「倜儻不羈」の精神を知り、

その思いを持って仕事に向かいました。

そして今月16日、同志社大学政策学部で講演することに。

岡本由美子教授(グローバル経済論、国際開発)にお招き

頂きました。

私がサステナビリティ研修の講師をする際の、

パートナー企業の牧野宏美さんが岡本ゼミの一期生であり、

そこからの有難いご縁。

 

「倜儻不羈」の思いを新たにしつつ、お二人に深く感謝しています。

”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”