私の師匠が3日逝去した。C.W.ニコル79歳。
英国ウェールズに生まれ、高校時代の恩師に誘われて
参加した北極調査から、ニックの世界各地での自然を
愛し保全する旅が始まった。
初めて日本に来たのは1962年。空手の黒帯取得が目的。
その後、80年に長野県黒姫に居を構えた。
私がニックに初めて会ったのは90年。
屋久島での遭難未遂から自然生態系の大切さを
感じた私は、99年にニックが当時副校長をしていた
自然環境保全の学舎で様々なことを体験した。
卒業後、リコーの生物多様性を推進する仕事に就き、
ニックの念願であるアファンの森を恒久的に保全して
いく財団法人の設立に協力できたのは大変有難い。
生前中に彼が様々語ってくれた自然を愛する気持ちと
智恵は、いつも私の中にあり励ましてくれる。
初めて会い暫しの会話の最後に、
ニックが掛けてくれた言葉を、今度は私から贈ろう。
たくさんの感謝を込めて。
Bon voyage!♪
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