『晴耕雨読の智慧を想う』

入梅となり、どんより雲が重く垂れ籠めて雨が降る
一日。

北原白秋が作詞した名曲「雨」のメロディーが、
時折り頭の中で流れていました。

















「雨」(作詞 北原白秋 作曲 弘田龍太郎)

『雨が降ります 雨が降る
 遊びに行きたし 傘はなし
 紅緒のかっこも 緒が切れた

 雨が降ります 雨が降る
 いやでもおうちで 遊びましょう
 千代紙折りましょ たたみましょ

 雨が降ります 雨が降る
 けんけんこきじが 今鳴いた
 こきじも寒かろ さみしかろ

 雨が降ります 雨が降る
 お人形寝かせど まだ止まぬ
 おせんこ花火も みなたいた』




灰白色の空に始終雨が降る中、少女の寂しい心が
徐々にある種の諦観に変わっていく様が感じられます。

幼い日の郷愁に一瞬誘われました。

それにしても今日は、雨をもたらした低気圧の所為で、
自律神経の働きに影響が出て、身体が重く感じる日
でした。

低気圧では、空気中の酸素が少ないため、身体の
副交感神経
が優位になり、生体のエネルギー
消費を抑え
ます。

そのため、曇りがちな日や梅雨時には、やる気がでない、
体がだるいなど体調が変化
するのは、副交感神経の
働きで呼吸や脈がゆるやかになるためです。

昔から晴耕雨読というように、
雨降りはのんびりと家で過ごし、
天気のよい日は精一杯働く。

環境の変化に己を適応させることで、
人体は適応し生き得てきた
ことが
よく分かります。

やはり「人間は自然の一部」
なのですね。



”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”