『底が深くて幅のある、けた外れに大きい「絶対悪」
が二十世紀前半を動かしていることに、いやでも
気づかせられた。
が二十世紀前半を動かしていることに、いやでも
気づかせられた。
彼らにあっては、正義は己だけにあり、自分たちと
同じ精神を持っているものが人間であり、
他を犠牲にする資格があり、この精神をもっていない
ものは獣に等しく、他の犠牲にならねばならないのである。
それほど見事な「悪」を彼らは歴史に刻印している。』
作家の半藤一利氏が著書「ノモンハンの夏」の執筆
にあたり語った言葉。
私はこの言葉を読んだ時、そのまま、あるムラを指す
言葉に聞こえました。
戦後日本の中で国家の重要政策と位置付けさせる
ことで、米国の庇護を受けながら巨額の予算を、
様々に入り組んだ法の裏にある仕組みにより
関係する人々へ継続して分配されるようになったムラ。
そう、原子力村。まさにこれはノモンハンを引き起こした
旧陸軍の一部の秀才たちが寄ってたかって日本という
国を戦争の泥沼に落とし入れたのと同じではなかったか、
そう思えて仕方ないのです。
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