『国境のない格差問題』

世界の5人に1人は1日1ドル以下で暮らしているという現実
「絶対貧困」の著者石井光太氏は次のように言います。











『今後、世界のグローバル化はますます加速していくはずです。
その時に大切なのは、海外での出来事を自分たちの
こととして考えることです。

「遠い国の出来事」として見て見ぬふりをするのではなく、
我が身に降りかかってくる問題として受け止め、
行動をしていくことです。』


世界の貧民の大部分は農民
その圧倒的多数は、狭い土地を耕す零細農家。

貧困をなくすための努力は、農村の現場に行き、
農民たちの話しを聞くところから始まります。

どんな努力が必要になるのか。



貧しい人たちが自分でお金を稼げる
仕組みを考えることが何よりも大切。

農民たち自身が起業家となり、お金を稼ぐように
なったら、教育や健康にも投資し始めるでしょう。
こうして脱貧困の好循環が生まれる。


以前読んだ、「世界一大きな問題のシンプルな解き方」
この本では、現実的な解を導くポイントを上げています。

・問題が起きている場所に行く
・問題を抱えている人と話し、その話に耳を傾ける
・個々に特有の状況について、可能な限り全てを知る
・大きく考え、大きく行動する
・目に見えて良い影響をもたらし、大規模化できる
手法を採る
・具体的な費用と価格目標を決める
・現実的な三カ年計画に基づいて実行する


著者のポール・ポラック氏はこういいます。
『貧困撲滅の仕事は、生き生きとして、刺激的
で、新たな希望や感動を生み出すものだ。

貧困についての真実を知ることで、
破壊的イノベーションを生み出せる。

それは貧しい人たちの生活を豊かにするが、
それ以上に豊かな人たちの生活も豊かにする』




”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”