5月22日は「国際生物多様性の日」。
エリオット・ノース博士が、かつて言われた大切な言葉を
思い出します。
エリオット・ノース博士が、かつて言われた大切な言葉を
思い出します。
「私たち人類は、自分たちだけで生きていると考えがちです。
しかし、私たちはこの地球上の何百万もの生物種のうちの、
たったひとつの種に過ぎないのです。
私たちが食べている食糧のひとつひとつ、
私たちが飲んでいる水の一滴一滴、
私たちが呼吸している空気の一呼吸一呼吸が、
生物の多様性のおかげで、私たちに与えられているのです。
私たちの存在は、ほかの生きものたちの健全な存在と
活動に完全に頼っているのです。
他の生きものたちには威厳ある美が宿っています。
私たちはその美しさを直接感じることはないかもしれませんが、
しかしそれでも、私たちが生きものたちを救うことは、
私たち自身にとって重要なことなのです。
なぜなら、彼らなしには、私たちは生きていけないのですから。』
長期に維持可能な社会は、この地球の生産能力の範囲内で
生活し、生命の基本的な要素である空気、水、土壌や
生物の多様性を守ります。
私たちはいま、地球環境の崩壊の脅威にさらされていること
を自覚し、草の根から社会を変えていくようにすることが大切。
人間社会が作り上げてきた20世紀型の仕組みは、多くの資源
を浪費し、大量の生産・消費・廃棄を繰り返してきました。
何か新しい体系に転換を図ることが必要。
それこそが「持続可能な社会」とよばれる地球の生命の循環
に則った、これからの社会システムです。
「人口爆弾」の著書で知られるポール・エーリック博士は、
こう語っています。
「私たちにとって、またすべての生物学者にとって明らかなこと
は、環境の中で起こっていることが、大勢の人間が地球上に
存在している結果だということです。
貴重な生息地や農地の上に道路やショッピングモールを人々
が建設するのを目にすると、大きな感情的衝動にかられます。
私がこれまでに野外調査をした場所のほとんどが、
私の生きてきた間に壊されるのを見てきました。
私たちはつい最近、インドと中国を訪問しましたがショッキング
な思いをしました。
先進国の過ちのコピーに走り、超消費文化に向かって狂気
のように突き進んでいます。
これはこの国の人々のみならず、他の全ての国々に住む
人々にとっても悪い前兆です。
私たちが何を食べるか、どこで暮らすか、職場や学校までどうやって
通うかなどのあらゆる選択が、環境に影響を及ぼします。
日本や欧米など最も豊かな国々における資源の消費量は、最も
貧しい国々の平均10倍以上もあるのです。
私たちがどのように自然から恩恵を受けているかを知ることは、
生物多様性を保全し持続的に利用していくことへの重要な第一歩と
なります。
これからの未来の世代のことを真剣に考え、できることから
行動していきませんか。
通うかなどのあらゆる選択が、環境に影響を及ぼします。
日本や欧米など最も豊かな国々における資源の消費量は、最も
貧しい国々の平均10倍以上もあるのです。
私たちがどのように自然から恩恵を受けているかを知ることは、
生物多様性を保全し持続的に利用していくことへの重要な第一歩と
なります。
これからの未来の世代のことを真剣に考え、できることから
行動していきませんか。
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