”喜一は今年40歳。大手広告代理店を辞職してから、フリーランスプロデューサーに転身し、友人のオフィスに机を置かせてもらっている。暇にまかせ、宣伝のために始めたブログ「40」。そのブログをきっかけに、同年齢の人々から仕事の依頼が舞い込むようになった”
(「40(フォーティ)」石田衣良著)
(「40(フォーティ)」石田衣良著)
会社勤めを17年経験した、主人公の吉松喜一。フリーのプロデュース業を立ち上げる中で、
発見したことは、お金は2番目で、最初に来るのは人と人との結びつきであり、仕事はその後についてくるということでした。
人のために仕事をするという視点=「軸」との遭遇。管理職の適齢期に入り始めた年代の主人公を通して、仕事と人生に対する取り組み方を考えさせられる作品。
本の中には、様々な40歳たちが登場します。
・凋落した、IT企業の元社長
・銀行での熾烈な出世争いに巻き込まれた二人の同級生
・高校3年から23年の間引きこもってきた男性
・子どもの送迎というビジネスを起業したオタク
・癌を宣告されたコピーライター
発見したことは、お金は2番目で、最初に来るのは人と人との結びつきであり、仕事はその後についてくるということでした。
人のために仕事をするという視点=「軸」との遭遇。管理職の適齢期に入り始めた年代の主人公を通して、仕事と人生に対する取り組み方を考えさせられる作品。
本の中には、様々な40歳たちが登場します。
・凋落した、IT企業の元社長
・銀行での熾烈な出世争いに巻き込まれた二人の同級生
・高校3年から23年の間引きこもってきた男性
・子どもの送迎というビジネスを起業したオタク
・癌を宣告されたコピーライター
40歳になったら、「人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が」と思う人がいますが、この本では「40歳とは人生の始まりだ」と語っています。
『余計な荷物を全部捨ててしまっても、人生には残るものがある。それは気持よく晴れた空や、吹き寄せる風や、大切な人のひと言といった、ごくあたりまえのかんたんなことばかりだ。そうした「かんたん」を頼りに生きていけば、幸せは誰にでも手の届くところにあるはずだ。』
いろいろつまらないことがあったり、思うようにいかなくても、ごくあたりまえでかんたんなことに、幸せを感じたい。まだまだ今から始めることができる、甘くはないかもしれないけど。やりがいがたくさん感じられる。
そのような希望を感じ、自分のこれからの人生を輝かせようと気づくことは「知命」につながります。そして、自分の素直な気づきにもとづいて事を始めていくのが「立命」。
いろいろつまらないことがあったり、思うようにいかなくても、ごくあたりまえでかんたんなことに、幸せを感じたい。まだまだ今から始めることができる、甘くはないかもしれないけど。やりがいがたくさん感じられる。
そのような希望を感じ、自分のこれからの人生を輝かせようと気づくことは「知命」につながります。そして、自分の素直な気づきにもとづいて事を始めていくのが「立命」。
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