『リセットから始まる会社』

5年ほど使ってきたPCが半年ほど前から、急に
電源ダウンを繰り返すように。

作業の途中でこれをやられてはたまらず、近所の
電機店へ行き、新しいPCを探したのですが、
その時は気に入る製品がなく、しばらく様子を
見ながら
にしていました。 


しかし、先々週に電源ダウンが短い間隔で起こる
ようになったことから、遂に購入をすることにしました。

消費税の増税前に電機製品を購入する人が多かった
せいか、日曜日というのにお客さんの数は少な目。

PCコーナーに置かれている製品群を一つ一つ
見ていくと一台のPCに目が留まりました。

「VAIO Fit 15A」 
Windows 8.1で、マルチフリップヒンジの採用により、
液晶画面を裏返すと、タブレットとしても使える
変形ノート PC
。 

通常のノートPCと同じように使用するキーボードモード、 
映像コンテンツの視聴に適したビューモード、板状の
タブレットモードの3モードを使い分けることができる。 



この製品は、ソニーが「VAIO」ブランドで展開してきた
PC事業最後の2014年春モデル
という所にも
心惹かれるものがありました。

「ソニーは、2月6日、エレクトロニクス事業での集中と
選択を進め、経営資源を成長領域へ集中するために、
「VAIO」ブランドで展開しているPC事業を日本産業
パートナーズ(JIP)に売却し、テレビ事業を分社化する
と発表。

なお、ソニーの事業収束後も、販売済み製品のアフター
サービスは継続する。」

家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」
によれば、ソニーは、2013年、パソコン全体(ノートPC+
デスクトップPC+タブレット端末)
6割弱を占める

ノートPC
では、NEC(22.2%)、東芝(20.9%)、
富士通(17.3%)に次いでシェア10.0%で4位
ただし、軽量・薄型のウルトラブックに限るとシェア29%
でトップに立ち、VAIOならではの強みを発揮していました。

タブレット端末では、アップル(45.1%)、ASUS(34.5%)
に次いで国内3位なものの、シェアはわずか3.9%(集計
対象に、Surface、Kindleは含まない)。

VAIO株式会社
設立は7月1日、資本金は10億円。
JIPが95%を出資し、残り5%をソニーが出資。
社員はソニーおよびソニー・イーエムシーエスから移籍
した約240人体制。

この日の朝刊にVAIO株式会社が掲載した広告。



「VAIOはもう終わった、という人がいる。
単なる事業整理だ、という人がいる。

たしかに、メンバーはたったの240人。
大きな集団は、小さなPCメーカーになった。
しかし。いや、だからこそ。我々の目の前には今、
無限の地平が広がっている。

ここにはかつてVAIOの遺伝子だったものがある。
ここには、野心と技術と、確かな熱量が息づいて
いる。

我々は、ピュアでひたむきなチャレンジャーだ。

あらゆるものから自由になった今こそ、思い切った
決断ができる。

VAIOの未来に必要なものを見きわめること。
そこにすべての力を集中し、PCにはびこる固定観念
を変えること。

このチームなら、それができる。きっと。
自由だ。変えよう。」


リセット=独り立ちして歩き出す
という意味を込めて、
立ち上がったVAIO株式会社

そのユーザーとして今後の行き方を応援したいと
思います。


















”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”