”ブランドで、「鉛」を「金」に変えることはできない。
そうではなく、「金」を「より輝く金」に変えてくれる
のがブランドなのだ”
(岩崎邦彦・静岡県立大学経営情報学部教授
・地域経営研究センター長)
そうではなく、「金」を「より輝く金」に変えてくれる
のがブランドなのだ”
(岩崎邦彦・静岡県立大学経営情報学部教授
・地域経営研究センター長)
経営者調査のデータをみると、
経営者の8割が自社商品の品質に自信を持っています。
しかし、約8割の中小企業の業況は不振もしくは停滞。
このデータの示唆から、品質が良いだけでは経営は
うまくいかないということがわかります。
”現代の消費者の「胃袋」や「頭」は量的に満たされて
いる。今日の我が国で、職に困る人は少ない。
情報過多の時代、処理できる情報量に比べて、はるか
に多くの情報が提供されている。
インターネットを利用すれば、指先一つで制限なく情報
を得ることができる。
満たされていないのは何か?
それは「心」だ。
強いブランドには、人の心に訴える要素がある。”
機能的価値だけでなく、情緒的価値に訴える「ブランド
づくり」の重要性。
これまでの情報流通モデルは、企業やマスメディアが
発信し、消費者はそ情報を受けるという一方通行の
構造が前提でした。
しかしネットの普及により、情報発信が容易になり、また
検索で的確な情報が入手可能になったことや、SNSの
浸透もあり、消費者同士の情報交換が活発化し、新しい
情報流通が模索されています。
消費者が好きなときに、好きな情報を、好きなだけ入手し
、発信・交換まで可能になった現代。
企業は、消費者がいつでも手軽に情報入手できるような
場としてオウンドメディアやコンテンツを用意しておく必要
があります。
ブランドが提供する価値や、商品・サービスが生み出す
エピソードを企業が語り生活者との関係構築を行う
「ブランドジャーナリズム(報道活動)」。
ブランドジャーナリズムとは、企業がジャーナリズムの
視点を持って、自社サイトムにコンテンツを展開し、
自身の言葉でストーリーを語り、自分たちを知ってもらう
という考えを基に発展してきた手法のこと。
この「ブランドジャーナリズム」に関連して、岡本純子さん
(コミュニケーションストラテジスト)は、現代は「ストーリー
を売る」時代だといいます。
発信し、消費者はそ情報を受けるという一方通行の
構造が前提でした。
しかしネットの普及により、情報発信が容易になり、また
検索で的確な情報が入手可能になったことや、SNSの
浸透もあり、消費者同士の情報交換が活発化し、新しい
情報流通が模索されています。
消費者が好きなときに、好きな情報を、好きなだけ入手し
、発信・交換まで可能になった現代。
企業は、消費者がいつでも手軽に情報入手できるような
場としてオウンドメディアやコンテンツを用意しておく必要
があります。
ブランドが提供する価値や、商品・サービスが生み出す
エピソードを企業が語り生活者との関係構築を行う
「ブランドジャーナリズム(報道活動)」。
ブランドジャーナリズムとは、企業がジャーナリズムの
視点を持って、自社サイトムにコンテンツを展開し、
自身の言葉でストーリーを語り、自分たちを知ってもらう
という考えを基に発展してきた手法のこと。
この「ブランドジャーナリズム」に関連して、岡本純子さん
(コミュニケーションストラテジスト)は、現代は「ストーリー
を売る」時代だといいます。
”企業は「モノやサービスを売る」時代から、
「ストーリーを売る」時代に変わってきている。
コーヒーを売るのではなく、サードプレースと
いう居場所や顧客をハッピーにするハッピーな
従業員を生み出すというこれまでにない常識
と発想のコンセプトで、熱狂的な信者を増やした
スターバックスもストーリーテリングでビジネスを
成功に導いた企業の代表格だ。
創業者のハワードシュルツ氏の波瀾万丈の
鉄板ストーリーを縦糸に、スターバックスのHP
や社内でシェアされる顧客や従業員の「ストーリー」
を横糸にして、絆が紡ぎ出され、愛着が芽生え、
ある種のコミュニティが形成されていく。 ”
「ストーリーを売る」時代に変わってきている。
コーヒーを売るのではなく、サードプレースと
いう居場所や顧客をハッピーにするハッピーな
従業員を生み出すというこれまでにない常識
と発想のコンセプトで、熱狂的な信者を増やした
スターバックスもストーリーテリングでビジネスを
成功に導いた企業の代表格だ。
創業者のハワードシュルツ氏の波瀾万丈の
鉄板ストーリーを縦糸に、スターバックスのHP
や社内でシェアされる顧客や従業員の「ストーリー」
を横糸にして、絆が紡ぎ出され、愛着が芽生え、
ある種のコミュニティが形成されていく。 ”
ストーリーには強いコミュニケーション力がある
とよく言われます。身近で共感できる要素が
詰まっているからです。
今日の企業マーケティングでは、ブランドストーリー
を共有することが必須要素となりつつあります。
語れる物語を持たないブランドは、関心を持たれず
忘れ去られてしまうでしょう。
コンテンツの中には自由度を持たせ、自社の行って
いることを伝える広報のメッセージではないことが
大事。
顧客を楽しませたり、社会の出来事を伝達したり、
論調を紹介したり、生活や仕事に役立つ情報を
提供するという、できるだけ「客観的」な内容になって
いることが重視されます。
”ブランドは、モノの中にあるのではなく、人の心
の中にある。強いブランドは、成り行きまかせでは
できない。
戦略性と創造性をもって、つくりあげるものだ。
ブランドは「累積」の概念であり、一日にしてならない。
ブランドは、「売り手」の前向きなチャレンジの継続と
、「買い手」の経験の積み重ねによって生まれる。
消費者にとってブランドは、自分が見たこと、聞いた
こと、感じたこと、体験したことの掛け算である。”
前述の岩崎教授が言うには、ブランドは「選ばれる」
ための強力な武器になるものです。
”ブランドづくりにしのぎを削る社会は、価格の安さを
競う社会とは異なり、勝ち負けの世界ではありません。
ブランドの力は、一本のモノサシで測ることができない
から。私の心に響くブランドは、必ずしも他の人の心
に響くとは限らない。
モノサシがたくさんあるということは、多様な企業が
共存できるということ。
多様なブランドが共存する社会は、消費者にとって
も、選択肢が多様な豊かな社会です。
多様性が高まれば、経済全体の変化対応力、
持続力も高まるはずです。”
このようなブランドの絶えざる進化への努力が、
組織の変化・発展・質的な成長を生み出していくの
でしょう。
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