『ビジネスマンたちが「意外と分かっていない」漢字』

ビジネスマンたちが「意外と分かっていない」
漢字!


「R25」の調査からユニークな情報を見ました。



















”営業用の資料、重要な契約書…ビジネスの
現場では、様々な文書を読み込むことが多い
もの。

そんなおカタイ文章に登場する漢字、間違えて
覚えていたり、知ったかぶりしていたりする
ケースもあるのでは。

そこで、ビジネスマンたちが「意外と分かって
いない」漢字の読み方を調べるべく、20~30
代の男性会社員200人に、アンケート調査
しました(協力/アイリサーチ)”


その第一位は・・・「独擅場」 53.0%




















何と読むかお分かりですか?
私は残念ながら読めませんでしたが、
「どくせんじょう」というのだそうです。

う~ん「独壇場」(どくだんじょう)は知っていた
けど・・という方が多いのではないでしょうか。

NHK放送研究所によれば、この二語の違い
は以下の通り。

”漢字の「擅」の読みは「せん」で、「ほしいまま
にする。ひとりじめにする。また、ひとりで自由
に処理する」(『学研 漢字源』)という意味です。

この文字を使った熟語の「独擅」は、「自分
ひとりの思いのままに振る舞うこと」、「独擅場」
は「その人ひとりだけで、おもいのとおりの振る
舞いができるような場面・分野。ひとり舞台」(
『大辞林』三省堂)で、もともとの読み方は「
どくせん」「どくせんじょう」です。

しかし、「擅」と「壇」の文字がよく似ていること
から、「どくだんじょう」と誤って読まれるように
なり、表記も「独壇場」が一般化しました。
誤った読み方と書き方が定着・慣用化した例
の一つです。
このような誤用が生まれたのは、字形が似て
いることに加えて、「壇」の熟語で場所を表す
「演壇」「教壇」「仏壇」「土壇(場)」などという
言い方との混同もあるかもしれません。

戦前の『日本語アクセント辭典』(日本放送
協會編 昭和18年1月発行)には「ドクセン
ジョー獨擅場」と記載されていますが、その後
「独壇場(どくだんじょう)」という用語の定着・
慣用化が進む中で放送でも今では「独壇場」
を使っています。”

(『NHK日本語発音アクセント辞典』P629、
『新用字用語辞典』P395参照)
 ちなみに、ビジネスマンたちが「意外と
分かっていない」漢字の
読み方の第二位以降
は次の言葉だそうです。

2位   早急      (さっきゅう)     28.5%
3位   逝去      (せいきょ)      18.0%
4位   乱高下  (らんこうげ)     16.5%
5位   代替      (だいたい)     15.5%
6位   相殺      (そうさい)        8.0%
7位   汎用      (はんよう)       6.5%
8位   踏襲      (とうしゅう)      6.0%
8位   惜敗      (せきはい)      6.0%
10位 凡例      (はんれい)      5.5%

皆さん、いかがでしょうか?

 

”人と自然を調和しながら『持続可能な未来』を共創する”