”「立ち位置」は、「立場」とは真逆の概念である。
「立場」とは、当人が日々生活し生計を立て(させてもらっ)て
いる経済上社会上の具体的なそれを指すのに対し、
「立ち位置」とは「当人の意志」によって如何様にも変え得る
ようなそれを指しているからである。”(出典:はてなキーワード)
言われてみればその通りで、「立ち位置」とは本来、本人の意識次第で
自由に変えられるもの。
しかし日本社会では、今いる「立場」に縛られて「立ち位置」を
硬直させているような人が割と多い様に見受けられる。
いま現在の自分が持っている知識やノウハウ、過去の成功体験に
とらわれて、それが正解であるとして固定観念での見方や考え方を
したりする。自分で自分を縛り、それ以上の幅や成長がない状態。
融通の無さを表す時に使う「お役所的」という言葉は、これの最たる
ものかな。融通は無碍でありたい。
融通無碍とは、物事に対して臨機応変、自由自在にとりくむことの
できる心と言った松下幸之助翁は、「素直な心」の働きの一つを、
この「融通無碍」の言葉で説明した。
”融通無碍とは、「五条の橋のうえで、弁慶が長刀を振り下ろすと、
牛若丸はヒラリヒラリと身をかわしつつ、スキを見つけてピシャリと一撃、
見事に降参させた。この牛若丸の身のこなしのようなものだ」という。
つまり、一つの見方考え方にとらわれるのではなく、自由自在にものを見、
考え方を変え、よりよく対処していく。
「流れる水は、いかなる障害物に出会おうとも少しも苦にせず、サラリと
回って流れ続けます」”
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